My Blog : まとめブログ

ドローン、飲食店、映画、車…

乗り捨てレンタサイクル

ボストンのハブウェイ (Hubway)に乗りました。
爽快だし…便利!

image

街中に Hubway ステーションは沢山あります。常に Hubway のサービス車が巡回していて、貸し出す自転車がなかったり、自転車を返す場所がない、という事が無いように管理してます。

このソフト面での対応が Hubway 成功の秘訣のようです。

画像の手前の銀色機械で全部の手続きが自動化されてます。自動的に管理できるのに人が居る…なんて日本の駐車場で見るようなチグハグなことはしてません。

レンタルをタッチして、クレジットカードを入れると手続きが始まります。

まずプランを選択。
1日6ドルのプランと、3日間で12ドルの2種類がありました。今回は3日間のプランでトライ。
この料金の他に保証金として101ドルが一旦カードへの請求が上がります。でも、自転車を盗んだり超過料金を大量に払うような事をしなければ、この101ドルはキャンセルされて請求されることはありません。クレジットカードの特性を上手く生かした方法だなぁ…と感心しました。

途中で、電話番号と郵便番号を入力する必要があります。日本での携帯電話番号と郵便番号の入力出来るだけの桁数を入れたら弾かれる事なくスイスイと手続きがます。

レンタル用のパスワード発行は画面での確認か印刷かを選ぶことが出来ます。不安なので印刷。

image

この5桁のコードを自転車がロックされているスタンドに入力すると自転車を借りられます。
自転車を借りているときに注意することは、まず事故を起こさないこと…ですが、それ以外に1回のレンタルあたり30分以内に Hubway ステーションに自転車を返さないと超過料金がかかるので、目的地への移動が終わったらスグに自転車を返すということが重要です。

移動後、もう一度借りようと思って先ほど印刷したパスコードを入れても借りられません。
パスコードは発行後5分だけ有効で、5分経過後は新しいパスコードが必要です。

この新しいパスコード発行はスムーズ。
まず、レンタルを画面から選択。
Hubway を借りるときに使ったクレジットカードを入れると、先程のプラン選択画面は出ません。
Hubway のシステムがクレジットカード番号を覚えていて、レンタル契約期間内はパスコード発行画面が表示されます。

パスコードは1、2、3の3つの数字を5桁にしただけなので印刷しなくても自転車のロック解除をする間は覚えられます。
パスコードは243通りの組み合わせがあるので、クレジットカードを入力してその Hubway ステーションから自転車を借りる時だけに使うの使い捨てパスワードとしては十分です。
自転車をアンロックすると与えられたパスコードは使用できなくなります。

結局、最初の2回は印刷しました。3回目からは面倒なので印刷しないで利用してます。

Hubway というシステムを考えてみると、統計的な処理をベースにしたリアルタイム処理をコンピューターで行っているサービスだということが分かります。

image

借りている自転車にはID が付与されていて、自転車をロックするスタンド、そしてクレジットカードで手続きを行う Hubway ステーションはネットワークに接続されてリアルタイムで管理処理を行うプログラムが動いているのです。
その状況を監視し、各 Hubway ステーションで自転車が借りられないとか、返せない、という状況に陥らないように自転車を適切に移動させているところが素晴らしい。ここでも何台の自転車をどこからどこに移すのかは統計処理が行われていると推察します。

Hubway ステーションに全部自転車が停まっていたら自転車を返せませんし、逆に1台も自転車がなかったら借りることが出来ません。いつも最低1台の自転車があって、最低1台分の空きスペースがあるように管理する必要があるのです。
平日、休日など曜日や、時間帯によって人の動きが違うことも考慮に入れての自転車移動が必要です。だから、サービス車が自転車を常に移動させているのです。

1日6ドル(約600円)、3日契約なら12ドル(約1,200円)は、日本でのレンタサイクルの値段から考えると格安です。

天気の良いボストンの街を自転車で走るのはとても気持ちが良いです。
ボストンに来た時にはお勧め!

街中の案内板にも地下鉄の駅(Tと表示)と共に Hubway ステーション(Hと表示)がマークされてます。
image
これじゃ見えませんね。
下の地図の部分を拡大してみるとこんな感じ…。
image

観光用の案内なので現在位置ももちろん印がついてます。
これなら、自転車を借りるときも返すときも、そして迷ってしまった場合でも安心。

自転車だと気軽に橋の向こう側までも行けるし、橋の途中で目の前に広がる風景を撮影することも出来ます。

image

参考までにですが、ボストン以外でもアメリカ東海岸沿いの多くの街で同様のレンタサイクル・システムが導入されています。

2013/09/14 Posted by | サービス | , , , , | 乗り捨てレンタサイクル はコメントを受け付けていません