自宅で自動炊飯
webで炊飯のことを調べていると自動炊飯という表現を目にしました。
と言っても電気炊飯器でご飯を炊くことではありません。
火を使ってクッカー(キャンプや登山用の料理器具)で炊飯する時に時間管理をしないで火を着けたらそのまま放って置くだけで炊きあがる方法の事です。
コレは便利だ!と更に調べてみました。
メスティンとエスビットの組合せで多くの皆さんが行ってます。
メスティンとは英語で飯盒(はんごう)のことです。
日本で一般的な飯盒と違い四角いアルミ弁当箱のような形をしてます。
エスビットとは手の平サイズの小型のバーナーつまりコンロです。
コノ組み合わせはイマイチ。
というのも盛大に吹きこぼれるんです。
炊飯などもテーブルの上で行う予定なのでこの方法はパスです。
山登りなどで持っていく物が大幅に制限される場合に地面に直接置いて調理するように使えるコノ組み合わせは時には良いのでしょう。
実は土鍋で何回かご飯を炊いてみたら美味しくて自動炊飯を家で出来ないかなとも考えてます。
自動炊飯機能付きのコンロだと良いのですが自宅のコンロにはそんな機能は無いです。
ということで自宅でもキャンプ(テント)でも同じ方法で炊飯する方法を検討しました。
【方法その1】
キャンプ用のアルミ鍋とエスビットの組み合わせ。
コチラの鍋4店セット。
底の浅い方が深い方の蓋としても使えます。
そして4つを重ねるとコンパクトに収納できます。
ポイントは蓋となる鍋の縁が下側の鍋の縁よりも内側になるようになることです。
吹きこぼれがあったとしても周りに盛大にこぼれ無いと思うんです。
更に下側になる鍋が縦に長いという事です。
炊飯で圧力を掛けている時に高さがあればより吹きこぼれにくいのでは無いかと想像して出来るだけ縦長の鍋を選びました。
エスビットはドイツで考案されたコンロです。
時代で言うと第2次世界大戦の頃なので当時としては先進的だったのだと思います。
画像は開いて使用する時の状態で携帯時は左右の五徳として鍋を支える部分を折り畳めばポケットに簡単に入るサイズになります。
固形燃料を載せて使います。
使用する時はこんな感じです。
両方合わせても3,000円程度です。
何回か試してみました。
100均で売っている固形燃料を使えば火を着けたらそのまま放ったらかしで炊飯が出来ました。
缶詰を蓋の上に置いて炊飯すると缶詰も温まるし鍋に圧力をかけるための重しにもなるので便利です。
火が消えて15〜20分してご飯をほぐして食べるまで載せたままで大丈夫です。
オカズの缶詰を温めるのとと炊飯が同時に出来るのが便利です。
そして鍋はアルミに全面フッ素加工されているので洗うのも楽なのがよいです。
ただ炊飯時にちょっと不安定なのが難点ですね。
コノ組み合わせはキャンプでもOKですよ。
【方法その2】
旅館やレストランで使われている1号炊きの固形燃料ようの炊飯セット。
こちらは元々が業務用で販売されている物だけあって手入れもキャンプ用鍋よりも楽だし炊飯時も安定していて安心感があります。
炊飯時の吹きこぼれも下にある銀色の皿の中だけで済みます。
固形燃料を買ってきて炊飯すれば着火するだけ。蒸らしの時間を含めて待ってるだけで火加減の調整も不要です。
あ、火加減の調整が不要なのはキャンプ用の鍋でも同じです。
こちらも
3,000円程だったので買ってしまいました。因みに今の物価水準は牛丼は500円でラーメンは1,000円でお釣りがくる感じです。
当たり前ですが美味しく炊けます。
そして鍋はアルミにフッ素加工がしてあるので片付けが楽です。
キャンプに持っていくには収納性がキャンプ鍋&エスビットには劣りますが吹きこぼれない事と安定性&信頼感はコチラの方が高いですね。
【結論】
どちらでも土鍋と違って鍋の手入れが不要です。
どちらも後片付けが楽なのが良いです。
鍋の手入れも考えなくて良いしちゃんとしないと炊飯中に鍋が割れてしまうという緊張感もありません。
普段は炊飯セット、荷物を絞り込む必要がある時にはキャンプ用鍋&エスビットと言う感じでしょうか。
炊き上がりには差がありません。
ひとり暮らしだと半合(0.5合)炊ければ充分な方も多いのではないでしょうか。
半合でも美味しく手間も無くどちらの炊飯もお勧めです。
美味しく炊きたてのご飯をと思うなら電気炊飯器よりと後片付けが圧倒的に楽なので良いですよ。
どちらも3,000円程度で揃える事が出来るし非常時の備えにもなるので良いのではないでしょうか。
土鍋炊飯その1の3
前回の土鍋炊飯で1合の米は上手く炊けました。1合だと1食には多いので今回0.5合での土鍋炊飯炊飯にチャレンジです。
米は0.5合に小分けして冷蔵庫で保管してます。今回の0.5合で上手く炊けなくても何回かチャレンジすれば何とかなるのではと思ってのことです。
1合の時と同じように米を研ぎますがかなり米が少ない感じです。
水に1時間浸して土鍋に入れると随分と浅いので1合の時と火にかける時間が同じだともっと焦げちゃうかなと思いつつも同じ火加減と同じ時間で炊いてみます。
アッサリちゃんと炊けました。
さて前回黒焦げになっていた下側はどうでしょう。
焦げてません。
今回は肉団子を買ってきていました。ご飯を蒸らしている間に電子レンジで温めましま。炊きたてのご飯と熱々の肉団子での夕飯です。
美味しい!
でも片付けている時に土鍋の底に前回の炊飯の時の黒い焦げと透明で見えにくいけどノリの様に固まっている部分があります。
前回片づけた時には透明の部分は無かったので今回の炊飯でこびり付いて固まったみたいです。
webでどうやって取るのかを調べました。
まだ続きますが次回が最後です。
土鍋炊飯その1の4
土鍋にこびり付いたご飯や焦げは米のとぎ汁か酢を土鍋に入れてグツグツしてからこ削ぐと取れるらしい。
水で試してみました。
水を入れて弱火にかけます。
沸騰したらとろ火にしてコンビニ割りばしでこそいでみます。
根気良く余り力を入れないで繰り返しこそぐと徐々に黒い部分が少なく薄くなっていきます。
暫く作業を続けたら焦げはそれ程気にならないレベルになりました。
これで土鍋炊飯については準備、炊飯、手入れについて覚えました。
テントで炊飯するために次のステップに進む時が来たようです。
土鍋炊飯その1の2
使ってない土鍋で炊飯をすることにしました。土鍋の使い始めにはお粥を作ったり小麦粉を溶いでグツグツすると良いらしいです。
じゃ、炊飯ならピッタリじゃないか!と土鍋を洗って米を買ってきました。
鍋は素焼きの底に水分が残っていると熱でその水分が気化するときにひび割れる事があるらしいので洗った翌日まで待って土鍋炊飯にチャレンジ!
初めてなので参考に出来るwebページの多い1合の炊飯です。
まずボウルにキレイな水を貯めて計量カップから1合の米を一気にボウルへと入れます。
何もしないでスグに水を捨ててからコメを研ぎます。
ギュッギュッと押すようにすると米が割れてしまうらしいので指を立ててシャカシャカと音がする感じで20回程手首を回転させました。
その後でキレイな水を入れてかき混ぜることなく水を捨てます。
もう一度キレイな水を入れます。ここで水を通して米粒が見える程度になっていれば終了。
もし米粒がひと粒づつ見えない程に水が濁ってるなら水を捨ててもう一度キレイな水を入れてから捨てます。
水分を全部流してから200ccのキレイな水を計量カップで測り研ぎ終わった米に注ぎました。
ここから最低30分〜1時間程度浸して置くところがポイントのようです。
お米がしっかり水を吸っていると炊きあがった時に芯が残ることが避けられるということです。
先々はテントでの炊飯を目指してるのでイワタニのカセットコンロを使います。
土鍋の底の水分を跳ばすためにとろ火で1分加熱してから中火と弱火の間の火力にしました。
吹きこぼれたら蓋を開けて少し落ち着かせて火をとろ火にしました。
ここからは8分をタイマーで測り火を止め15分そのまま蒸らしました。
蓋を開けたら美味しそうな香りです。
まずは混ぜてと思ったらシャモジを持ってないのに気が付きました…コンビニで貰ったプラスチックスプーンを使います。
金属のスプーンは土鍋の内側の釉薬でのコーティングが剥がれるので良くないそうです。
ごはん茶碗が無いのにこの段階で気付いたので土鍋から直食べ(じかたべ)でした。
1合はちょっと多かったです。
買った米は0.5号づつ小分けしました。
初めての土鍋炊飯は成功でした。でも黒くなるほどのお焦げがあったのは吹きこぼれた時に吹きこぼれを拭いたりしていめ火をとろ火にするまでに少し時間があったからかもしれません。
まだ続きます…
土鍋炊飯その1の1
数年前のことです。
転職する際に前から行きたかった北海道バイク旅行を計画してイロイロと考えました。
残っていた有給休暇を転職する時に取ってしまう予定だったからです。
実際は連続して4日程度の休みしか取れなかったので計画を変更して名古屋まで行きました。
バイクと言っても125ccなのでオール下道でした。この時の2泊はいずれもビジネスホテルでした。
転職してからは会社の立ち上げを行っていたこともあり連続した休みが取れないでいましたが今年は長めの連続休暇が取れそうです。
ということで今度こそ北海道!
北海道に行くならテント泊も良いなぁ。でも衣類をたくさん持って行きたくないから途中でビジネスホテル泊も絡めようかなぁ。というのもビジネスホテルには大抵洗濯機があるからです。
下道で青森まで行ってフェリーで向かうか、茨城からフェリーで向かうか、道内ではどちら方面を走るか、どの店で食事をするかなど選択肢が沢山あります。
楽しい悩みです。
実際は天候などいろんな状況次第でスケジュールを変更しての旅になると思ってますけどね。
テント泊なら外食じゃなくて自分で用意したいと考えてます。
一番パッキングがシンプルなのは登山用のクッキング用品コッヘル(ま、鍋ということです…)で炊飯して何かオカズだけ現地調達でしょう。米なら1食分づつ小分けして持っていても嵩張らないですからね。
とは言うもののコッヘルも持ってません。どうしたら良いのかネットをウロウロしています。
炊飯方法を調べていたらコッヘルだけじゃなくて、普通の鍋やフライパンや土鍋そして峠の釜めしの釜でも炊飯出来るし、美味しくご飯が炊けるらしい。
フムフム。
買ったっきり仕舞ったままにしていた小さな土鍋があるのを思い出しました。
土鍋を使い始める時は緩いお粥や小麦粉を水に入れてグツグツさせると良いらしいです。
これをやっておかないと土鍋の内側から水がしみてしまいその水が沸騰することによって最悪の場合には土鍋が割れてしまうらしいです。
なるほど。
コッヘルで炊飯というのから少し話しがズレてるようにも思いますが、土鍋で炊いてみて大丈夫そうだったらコッヘルを購入することにしました。
ダメだったら炊飯無しのプランを考えます。
長くなってきたので今回はここまで…