新しい iPad
iPad 3 という名称で呼ばれていた「新しい iPad」、日本発売は2012年3月16日と発表されました。
新しい iPad ― 新しい iPad と iPad 2 の仕様を比較 by アップル
http://www.apple.com/jp/ipad/compare/
この「新しい iPad」…欲しいですねぇ。
もう随分と昔のことになります。
1980年代後半から1990年代初頭にインクジェットとレーザープリンタのどちらの方が優れているかということがパソコン雑誌などで行われていました。
当時の個人向けプリンタはインクジェットが300dpi以上、レーザープリンタはそれよりも荒い200dpi前後を使っていることが多かったように記憶しています。
dpi:dot per inch (1インチに何個のドットがあるか)
インクジェットプリンタの売り文句は人間の目では識別できない滑らかさ…ということでした。
印象に残っているのは300dpi前後よりも細かいドットになると、人間の目ではギザギザな感じが識別出来ない…ということです。
プリンタの印刷時のドットが荒いと文字の曲線部分や斜めの部分にギザギザを感じるけれども、ある程度以上の細かいドットになると人間では識別できない領域に入ってくるというようなことを開発者が語っていたように記憶しています。
新しい iPad に搭載されている高解像度 Ratine ディスプレイは 2,048 × 1,536 ピクセル、解像度264 ppi となっています。
ppi:pixel per inch (1インチに何個のピクセルがあるか)
今回の 264ppi はまさしくその目でギザギザな感じを人間の目では識別出来ない領域にまで入ってきた…とアップルでは主張してます。
これが何を意味するかというと、印刷物と同じような感覚で見ることが出来るようになることです。
今までのパソコン、スマートフォンの多くはどうしても画面に顔を近づけると曲線でガタガタしている感じがありました。
紙に印刷されている場合にはデジタル印刷でもギザギザな感じはしません。
それはやはり 300dpi を超える詳細度で印刷を行っているからです。
紙の代わりに使える電子デバイス。
もともと iPad の目指しているデバイス像にかなり近くなりました。
これからもっと ppi が細かくなったところで人間の目では識別出来ません。
ということは、新しい iPad は究極のノートサイズの表示デバイスになったと宣言しているのと同じではないですか。
ということで、これまで手を出さなかった iPad 欲しいです!
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