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東京消防庁

福島第一原子力発電所…、冷却用の水を原子力発電機の中に送り込むポンプも、そのポンプを動かす発電機も2011年3月11日午後3時前後に発生した地震の影響による津波で被害を受けていました。

その段階で、既に水の原子炉内への水の循環がなされないので温度上昇が予想されている状態でした。

東京消防庁のハイパー・レスキュー隊は、11日は都内での火災が50件以上発生していたり、普段とは比較にならない渋滞が発生しているなど、都内を離れる訳にはいかない…と判断していたそうです。 しかし…翌12日には福島第一原子力発電所(福島原発)での被害も明らかになってきたので、東京消防庁内でどのような対策が可能か検討が始まっていたそうです。

16日には都内で実際の車両を使って、どのような放水活動が原発への水を供給、つまり放水には効果的か検証を行っています。 しかも…どの車両を動員し、どの人員で構成したチームで実際に現地に赴くか…ということも具体的に検討が進んでいた…ということです。

そして…東電、もしくは行政府からの要請待ちの状態を取っていたといたということでした。

この話しから分かるのは原発が加熱して自分の手に負えなくなってから要請をしているようです。 しかし、電源とポンプの両方もしくはいずれかを失っている原子炉を複数抱えていたことを考えると要請をしなかった東電の見通しは甘かったと言わざるを得ないでしょう。

日本が経験したことの無い未曾有の災害、つまり、近代の記録に残っている限りは記録にないような大災害であり、その津波の影響を大きく受けた…というのは原発関係者でなくても容易に把握できる情報として少なくとも12日には日本中では知れ渡っていたことと思います。 その事態でもありながら、出動要請を行わなかった東京電力もそうですが、原子炉関係を管轄している

保安委員会の対策に不備があったということだと感じています。

もちろん、それぞれの立場で皆さん必死で対策を練っていたのだと信じています。 しかし、未曾有の災害時には最悪の事態を避けるために使える駒は全て使うてという危機対応の発送がなかったのでしょう。

東京消防庁ではこの部分が違っていたようです。

危機管理…と言うなのもと、事前に用意したプロセスで動くと、事前想定に入っていない事象には対応できません。 東京消防庁が素晴らしかったのは、危機管理ではなく、危機対応を行ったということです。

もともと…危機管理…という言葉には違和感があります。

だって…、管理できれば危機でないと思うからです。 だから、危機対応…、もしくは危機対応案…と呼ぶのが正しいと思います。

事前対策の呼び方なんて何でも良いじゃないか…という方もいますが、同意しません。 危機管理…という言葉を聞いたら…あぁ…管理出来る事だから大丈夫だ…と思うじゃないですか。

危機対応…だと、対応しなければいけない…つまり英語で言う Proactive な響きがあります。 Proactive とは日本語に訳しにくいのですが、率先して受け身ではない行動を行うということで、特に災害時には必要な姿勢ではないかと思います。

この点で…東京消防庁は非常に素晴らしい準備を行い…しかも実行に移し…さらにその報告も明快で分かりやすかったのです。

原子力安全・保安院の記者会見はいつも歯切れが悪いですね。 記者会見が東電の発表の焼き直し的で別に新しい情報がないということにつきるでしょう。

テレビで見た限りは、小学生のリトルリーグの野球のレベルと、プロの世界の野球のレベルぐらいの差を記者会見に対する能力差を感じました。

 

いやぁ…都民として、素晴らしい消防チームを持っていることはとても誇りに思いました。

記者会見でメインで話されていた東京消防庁 警防部長佐藤康雄さんをはじめとする現地に駆けつけた消防庁の皆さん、隊員を送り出した家族の方々、更に現地には赴かなかったもののサポートをしていただいた他の消防庁の皆さんに感謝です。

書いてて…また涙が潤んできた…。 最近涙腺が緩いです。

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2011/03/20 - Posted by | 災害 | , , , , , , ,

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