大地震と車の販売の今後
大地震が2011年3月11日午後、つまり先週末金曜日の午後に起こりました。 まだ、生存したまま助けを待っている方々も多いと思います。 いち早い救出の手が伸びることを願い、それまで生き延びていていただけることを強く願っています。
不幸にも犠牲になった方々のご冥福をお祈りいたします。
このような災害の復興には当然資金が必要であり、その資金の多くは税金でまかなう必要があります。
日本の税金の多くは自動車産業と電気産業、そしてその周辺企業から発生しています。 外貨の稼ぎ具合から私はこのように考えています。
その中でも自動車産業は多くの人も雇っていますし、日本経済への影響力は非常に大きいです。
その自動車産業、現在、電気自動車(EV)などの次世代エネルギー車への切り替え時期です。 EVの動力源であるモーターに加えて従来のエンジンも搭載し両方の制御を行うハイブリッド・ビークル(HV) が売れている車の筆頭です。
これから先は被災地への復興投資が必要です。 その投資に使う税金は当然利益を出す企業が多く払っています。 法人税もそうですが、個人所得としての所得税という形でも利益を出している大きな企業の果たす役割は多いです。
それでは、その自動車の販売で利益を上げている会社の利益に大きな影響を与える自動車販売で今後どのような自動車が売れるだろうか…と考えてみました。
被災地の多くは停電をしています。 首都圏でも計画停電が今後しばらくの間行われる予定になっています。
これはEVには大きな痛手です。 だって、車を使いたい災害時には使えない車ということが大々的に多くの人の印象に残ってしまうからです。
では…ハイブリッドはどうでしょう…。
電気の復旧がなされているけど、ガソリンなどの供給が足りていない地域があることも友人達とのやりとりで分かっています。 ガソリンスタンドで2時間待ちになったりしています。 こういう場合はEVだったらスグに動けるのに…ということになります。
そうなると…プラグイン・ハイブリッド・ビークル(PHV) が一番便利でしょう。 停電中でもガソリンで動くことが可能だし…、ガソリンの供給がうまくいっていない場合でも…、電気さえ復旧していれば走ることが可能なのですから…。
今回の災害の記憶が強い今後10年ぐらいの間はPHVが一番の売れ筋になるのではないかと思います。
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